Story

実は私は子供の頃はあまり体が丈夫ではありませんでした。
母からは「あんたは小さい時、何かあるとよく熱を出して困ったわ」と聞かされていましたし、あまりよくは覚えていないのですが、幼かった頃は母に連れられて定期的にどこかの病院に通っていた記憶がうっすらとあります。
体も小さくて、小学校中学年頃までは背の順ではいつも1番前でした。

そんなこともあってなのかはわかりませんが、母から「女の子は運動なんてできなくてもいい」と言われて育ったので、運動に興味もあまりなかったですし、当然得意ではありませんでした。

そんな私もおかげ様で大きくなるにつれてだんだんと丈夫になり、23歳で結婚して男の子3人の母となりましたが、期せずして男の子を3人も育てたことで、私の思いは昔とは大きく変わりました。

三男が中学生になった時、これからは子どもを生きがいにするのではなく何か自分の楽しみを見つけなきゃ、と一念発起しスポーツジムに入会して、そこで初めて体を動かすことの楽しさに目覚めました。

それでもまだその頃は自分が将来運動指導の仕事に就くなんて夢にも思いませんでしたが、その数年後にたまたま出会った「ポールウォーキング」というものにとても惹かれるものを感じ、コーチ資格の中では一番上の「マスターコーチプロ」まですぐに取得いたしました。
昔の私からしたら、人様に「運動指導」をすることになるなんてとても考えられないことですが、ポールウォーキングはその人、その人のペースに合わせてやればいいというところに魅力を見出したからこそ、できたことだと思います。

そしてその後ポールウォーキングの進化形である「Twin Pole」のインストラクターにもならせていただいたのですが、最初こそ「さぁ、頑張るぞ!」と張り切っていたものの、すぐに壁にぶち当たってしまいました。

「Twin Pole」の考案者であるIzumiさんは小さい頃から運動大好きで、学校を卒業してからずっとフィットネスの世界で生きてきたという、いわば私とはまったく真逆のタイプの超アクティブ女性です。
Izumiさんのやりたいと思うことを応援・協力したいという気持ちはありながらも、Izumiさんと違ってフィットネス畑出身ではないことが私の中で次第にコンプレックスとなって大きく膨れ上がっていきました。

だから、一度はTwin Poleのインストラクターでいることを諦めようと思ったこともありましたが、ある時、ふと気づいたんです。

決して運動神経がいいとはいえない私ですが、だからこそ、これまであまり運動をしてこなかった方や運動が得意ではない方にとっては、私はむしろいいお手本となり得るのではないだろうかということに…。

いわゆる “普通の専業主婦” だった私でも、ポールがあることで、そして足のケアをしてきたことで颯爽と歩くことができるようになりました。
だから、「運動が得意でない貴女でもキレイに歩けるようになりますよ」と、自信を持って言ってさしあげることができるんです。

そうそう、順番が後先になってしまいましたが、私はウォーキングの勉強と共に、「正しい歩きのためにはまず『足』が大切なのでは…」という思いから『足』に関して足の学校で基本から学んだのですが、それも今の私にとって大きな武器となっています。

実は私は孫もいる “バアバ” なのですが、まだまだ人生これからだと感じています。
そして、私と同年代の50代~60代の女性にも、これからの人生を凛として美しく歩いていってほしいと願っていますし、それを私自身のライフワークとして生きていきたいと思っています。